腸腰筋の活性化で股関節や膝の負担を軽減する
- pilatesliberte
- 2022年2月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年3月14日
毎週火曜日はテニスクラブにてピラティスのグループレッスン、またパーソナルレッスンを担当しております。
昨日は全クラスを通して、腸腰筋をイメージしながら動く練習を行いました。
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の総称です。(厳密に言いますと小腰筋も含まれます)

腸腰筋は脚を持ち上げる時に使う筋肉です。
しかしほとんどの方が、この筋肉をうまく使えている人が多いように思います。
代わりに前腿や股関節で頑張って動かしていることが多いです。
そのため、前腿や股関節の辺りが硬く縮んでいます。
昨日はその辺りをまず緩めるストレッチを数種類行っていただいた後に、このロープのような腸腰筋(大腰筋)を意識しながら、ピラティスのレッスンを行いました。
身体の奥底にある筋肉なので触れない筋肉です。
動いていただく前に、まずビジュアルでイメージして頂こうと、上に貼り付けているような解剖図をお見せして、どこにこの筋肉があるのかをイメージしていただきました。
常にこの2本のロープで脚が吊られていて、ロープが引っ張ってくれるから脚が持ち上がるようなイメージで
繰り返し行いました。
この、ビジュアルをお見せしてエクササイズを行うことは大成功だったようです!
「どこにこの筋肉があるかを知った後の方が、前腿ではなく、お腹の奥底で脚を持ち上げることができた」
「今まで長座で座っても骨盤が立ちづらかったが、レッスンが終わった後には仙骨(骨盤)が立つようになった」
「レッスン前は腰痛があったのに、いつの間にか腰痛が消えていた」
などなど。
そうなのです!!
腸腰筋が働いてくれると、腰痛や股関節痛、膝痛など下半身の不調も改善されることが期待されます。
このロープのような筋肉が不良姿勢で丸まって縮み、うまく使えていないと腰痛を引き起こしたり、股関節や膝など、下半身に負担がかかった動き方をしてしまうことになります。
使うべき筋肉を使えるようなれば、身体はもっと楽に動かせるようになるのです。
ということは、
やっぱり姿勢が大事!ということにつながります。
仙骨(骨盤)が立ち、長座ができるようになった方は、鳩尾を引き上げて
ロープの筋肉でしっかり吊り上げたことにより、仙骨が立ち、骨盤を立ててニュートラルで長座ができるようになったのだと思います。
腸腰筋の活性化、大成功でした!
ビジュアルを見た方がわかりやすかった。
これからもそうしてほしいというご意見も多かったです。
これから火曜日の各クラスはマニアックになっていきそうです😅
しかし、このイメージしながら動くことは本当に難しいです。
昨日のメンバーの方の中にも、やはりなかなか反応しづらい方もおられました。
それでもよいのです。
まずはイメージしながら動くことを繰り返し行う。
長年染み込んだ身体の使い方はそう簡単に修正できるものではありません。
繰り返し行うレッスンで、日常も楽にロープの筋肉を使って歩く・走るにつなげていってほしいです。
かくいう私も、普段歩くときは、脚が鳩尾のあたりからあるんだぞと思いながら歩いています。
自分の脚はもっと長いんだと一人で妄想しながら😊
歩幅も広がり、目線も上がり、気持ちも上がるのでした。
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