頭を手で支える場合のポイント
- pilatesliberte

- 2021年7月9日
- 読了時間: 2分
ピラティスを始めて、かえって首を痛める方が結構いらっしゃいます。
チェストリフトの時、ついつい上体を高い位置に上げよう上げようと頑張ってしまい、首に負担をかけてしまうのです。

上の写真のように、肘を顔に近づけて上体を無理に持ち上げて、首に負担をかけている方を時々お見受けします。
そこで、手を添える位置を少し注意してみてください。
ポイントは、後頭部を首と頭の境目から上に牽引するようなイメージです。
手を添える場所は、耳の後ろにボコッと出ている骨(乳様突起)に親指の付け根(母指球)を当てて、頭を下から上に牽引するようにします。
( ※赤丸の部分が乳様突起です。)

( 使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑 )
そして肘と肩甲骨も、斜め上に引き上げるような意識もプラスすると良いと思います。
肋骨の横に付着している前鋸筋という筋肉もサポートしてくれることになるので、身体が引きあがりやすくなります。


もう少し細かく言いますと、
親指の付け根を乳様突起に当てて、親指は首横にセット、残りの4本は組み、頭を上に牽引するようなイメージ。
これで首を長く保つことが出来ます。
上体を持ち上げるエクササイズの時には、頭を高い位置に持っていこうとするのではなく、遠くに引き伸ばしながら、ほんの少しアップくらいの意識がちょうどいいのではないかと思います。

あとは、首の筋肉も少しずつ強化していくことも大切だなと感じます。
それに関しては、以前の記事があるので、それをご覧ください。
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