時には空を見上げて
- pilatesliberte
- 2020年9月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月12日
いつだったか同僚と、私がある日見た空の様子を話していたことがありました。
その内容自体はすっかり忘れているのですが、そのときの彼女から、
「そういえば、もう何年も空を見上げたことがないかも…。」
という返答が来て、驚いたことだけはしっかり覚えています。
私たちは日ごろから、家事や仕事など、作業をするときに身体を前傾させて行うことが多いです。
(今は「スマホ首」という言葉があるくらい、スマホの使い過ぎも気になりますね。)
そのため、肩が前に入り(巻き肩)、胸が縮こまり、気道が狭くなり、呼吸が浅くなり、血流も悪くなってしまいます。
これが、身体の痛みであったり、自律神経の乱れにもつながってしまいます。
そういう状態が続くと、前向きな気持ちにも、なかなかなれないです。
姿勢と気持ちも密接につながっています。
ピラティスのレッスンを行う時、私はまず立った状態で自分のニュートラルポジションを感じてもらうことをやっています。
「鎖骨を横に長く広げて、肩は下げ、でも頭や首は今より1センチくらい高いところに置く意識」
そして目線も遠く、2・3キロ先を見てもらうようにナビゲートしています。
私もそうですが、日常は近くばかりを見ていることが多いのではないでしょうか?
人は遠くを見据えるために、「立つ」ということを獲得したという説を聞いたことがあります。
遠くの獲物をしとめるために、必然的に獲得していったのかもしれません。
目線が前に落ちてしまうと、頭が前に落ちてしまうので、首の後ろ側や肩・背中の筋肉が頑張らなければならなくなります。
ピラティスでは、どこのギアにも入っていない、ニュートラルポジションで身体を動かす練習をします。
機能的な身体の使い方を覚えていきたいです。
話がそれましたが、時々空を見上げることはよいことだと思います!
お散歩、ちょっとした外出時や通勤時、また気持ちをリセットさせたいときに、
空を見上げて自然を感じるのも、心と身体の栄養になるのではないかと思います。

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