耳と肩を遠ざけるようなイメージ
- pilatesliberte
- 2020年2月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月12日
昨日から急に寒くなりました。
寒いと、つい肩がすくみがちになってしまいませんか?
これが肩こりの要因につながってしまいます。
肩がすくんで、耳と肩が近付いた状態になっていると、背中にある二つの肩甲骨を持ち上げている状態になります。
肩甲骨を持ち上げる筋肉は、菱形筋(肩甲骨と肩甲骨の間にある筋肉)と、肩甲挙筋(首から肩甲骨につながっている筋肉)が担います。
なので、このような状態が続くと、首こり・肩こりや背中痛につながってしまうのです。
寒い時だけではありません。
人は緊張した時に身を守ろうとして、肩がすくみ、胸をちぢ込ませた猫背さんになったりもします。
情報から身を守ろうとするときにも、人は自然に同じような姿勢になってしまうことがあるようです。
日常の動作にも要因があると思います。
パソコンのキーボードを肘を持ち上げた状態で打っていたり…。
テニスの構えの姿勢の時、つい力が入って、耳と肩の距離が近付いた状態になっていたり等々。
そのようなことでも同じような動作をしているように思います。
肩が上がると、肩甲骨だけでなく、腕の重さも担ってしまうので、それは大変!!
この状態をキープして身体を動かすのって、ちょっともったいないような気がします。
よけいな力は抜きたいところです。
必要最小限のエネルギーで、軽く身体は動かしていきたいです。
ピラティスのレッスンで、いつも「肩を下げ、耳と肩を遠ざけるようなイメージ」とか「肩甲骨をジーンズのポケットに入れます」とか、
とにかく肩を下げるようなナビゲーションを入れています。
肩は下げるけど、わき腹はわきの下のほうに引き上げるようなイメージ。
この押し合いっこの関係。
その感覚が持てるようになると、抗重力筋が働いて、頭頂部も高いところにセットできます。
頭を高いところに置く意識も、不調からの改善の第一歩だとも思います。
日常の正しい身体の使い方を、ピラティスで習得していきたいです!
Commentaires