正しい頭の位置を覚えるエクササイズ
- pilatesliberte
- 2021年10月4日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年8月27日
このところ、背骨に関することを中心にブログを書いています。
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今回は、その背骨の上にある頭蓋骨を最適な位置にセットする方法と、その下に連なっている頸椎(首の7つの骨)の可動性をよくするタオルワークをご紹介したいと思います!
まずは、最適な位置にセットする方法、「チンタック+クラウンリフト」です。
①顎の端っこの骨の後ろ(エラの後ろ)に、両方の親指をセットします
②残りの4本指は、ぼんのくぼ(後頭部から首の後ろにかけてある、少しくぼんだ部分を指します)を中心にセットします。まるで後頭部を下から支えるような形です
③両方の親指で顎を後ろにを引きながら、残りの4本指で後頭部を上に引き上げていきます
頭蓋骨を上に牽引するようなイメージです

ここで注意していただきたいのが、顎を後ろに引きすぎないことです。
首の後ろが少し伸びるなあと感じるところくらいです。
ピラティスのレッスン時には、イメージキューイングとして、「顎に完熟トマトを挟んでいるイメージ」等をお伝えしています。
顎を引きすぎるとトマトが潰れてしまう、また顎が上がりすぎるとトマトが落ちてしまう。
そんなイメージです。
ピラティスのキューイングってとてもユニークですよね!
そして次は頸椎の可動性をよくするタオルワークです。
まずは屈曲(前に倒す)と伸展(引き伸ばす)の動きを引き出していきます。
(※薄地のタオルをご使用になられる方がおすすめです)
①タオルを首にかけ、両端を持ち、おへその方向にタオルを引き下げます。
その状態をキープしたまま、顎を引いたり引き上げたりを繰り返します。(屈曲と伸展)
②タオルの位置を首の真ん中に移動し、両端を今度は正面に向けて少し引っ張った状態をキープします。
その状態をキープしたまま、同じく顎を引いたり引き上げたりを繰り返します。(屈曲と伸展)
③タオルの位置を首と頭の境目のところに移動し、両端を斜め上方向に向けて少し引き上げた状態をキープします。(頭蓋骨を牽引するような形です)
その状態をキープしたまま、同じく顎を引いたり引き上げたりを繰り返します。(屈曲と伸展)
①から③で頸椎の下部・中部・上部を部分的に丁寧に動かすワークです。
例えばピラティスのエクササイズで、立位のロールダウンというものがあるのですが、この時に首の7つの骨がまるで1本の骨のように折れ曲がってロールダウンしていく方をお見かけすることがあります。
この部分的に動かすタオルワークで、1個ずつの背骨が動けるようになっていきたいです。

次に回旋の動きを促していくワークです。
①タオルを首の後ろにかけて、タオルの端を持ちます。
短い方と長い方を作ります。
②短く持った方側に首を回旋させます。
この状態をキープします。
③さらに長い方も首に巻くとより回旋が深まります。
(③を行う時、長いタオルで首を締めすぎないように気をつけてください。
タオルの方向は斜め前方向に向かうくらいに留めておいてください。)

※このタオルワークは、頚椎に不調のある方にオススメではありますが、首にはたくさんの神経が走っています。
もしも、このワークをされた時にしびれや痛みがありましたら、当てる場所を変えたり、もしくはやらないようにお願いします。
あくまで自己責任の上で行っていただくようお願いします。
デスクワークの方のみならず、猫背の方、スマホの見過ぎで頭が前方に落ちている方などにもオススメです。
よかったら参考にしてみてください。
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