人は夜になると、朝より1、2センチ背が低くなるそうです
- pilatesliberte
- 2020年4月4日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年10月12日
背骨は1つの骨でなく、全部で24個の椎骨と、仙骨(骨盤の間にある三角の骨)と、尾骨(尾っぽの骨)で形成されています。

使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑
椎骨と椎骨の間には、椎間板というクッション材のようなものがあります。

使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑 この椎間板は、スポンジをイメージしていただくとよいのですが、お水(体液)を含んだ状態であれば、しっかりと椎骨同士の衝撃を吸収してくれます。 スポンジがふかふかの状態です。 しかし、例えば腰を丸めた状態など、姿勢の悪い状態を続けていると、圧力がかかり、椎間板のスペースが押しつぶされてしまいます。 そうなるとスポンジを固くギューッと絞った状態と一緒で、椎骨同士の動きがギシギシになります。 また、この椎間板のつぶれが腰椎ヘルニア等の要因にもなりますし、背も低くなってしまうというわけです。 特に背骨は下背部(腰)が最も酷使される部位だそうです。 この椎間板の中の体液が減ることが、腰痛の一番の原因になるというわけです。 そういうわけで、「人は夜になると、朝より1、2センチ背が低くなる」そうです。 驚きですよね? でも夜寝ると、背骨にかかる圧力が減るので、椎間板には再び体液で満たされるそうです。 しっかり睡眠をとって、筋肉が休養する時間を取りたいものです。
身体をリセット! 日常は、どうしても重力からの圧力がかかってしまうので、縮こまってしまいがちです。 特に座りっぱなしの状態が続くと、腰が丸まり、いつの間にか猫背になってしまったりしていないでしょうか?
椎骨と椎骨の隙間を伸ばす。
一番手っ取り早く、理想的な運動は、固定されたバーにぶら下がること。 少なくとも30秒くらいぶら下がっていると、減圧されるそうです。 余談ですが…。
いつだったか家族に「ぶら下がり健康器」を買いたいと提案しましたら、見事に却下! どうせ違う目的になってしまうと…。 我が家に置いていたら、ハンガーラックと化してしまうこと間違いなし(;^_^A
背骨をリラックスさせるストレッチをいくつかご紹介したいと思います。
もしご自宅にバランスボールがあれば、
ボールの上でばんざい。これは腹筋と背筋がストレッチされ、背骨をリラックスさせることがでます。

また逆に、ボールの上に覆いかぶさる。 これもおすすめです。

腰部の筋肉と、背中の広背筋という大きな筋肉をストレッチさせることができます。
こちらの方が、リラックス感は強いと思います。
一番お手軽なのは、自重を使ったストレッチです。

①脚を腰幅に開いて、肩の力を抜き、そこから頭を前方へ落として背中を丸めます。 ②脱力したまま、さらに頭を下に下げます。
頭の重みと、腕の重みで上体が丸まっていきます。 その状態で脱力してゆっくりと呼吸を続けます。(30秒くらい) 背中を丸める動きで、背骨の横に走っている、脊柱起立筋という筋肉がストレッチされます。 背骨の可動域も広がり、同時に肩甲骨周りも緩めることができるのでおすすめです。 ※頭が下になるので、気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。
様子を見ながら行ってくださいね。
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